デスクワークやスマホの影響で、肩こりに悩まされている方は多いのではないでしょうか?
ストレッチやマッサージなどもいいですが、自分でできる肩こり対策には「スポーツ」がオススメです。
こちらのページでは「肩こり解消とスポーツ」をテーマに、以下のことが分かるようにまとめてあります。
・肩こりの原因
・スポーツで肩こりの改善が期待できる理由
・肩こり解消を期待できるスポーツのやり方・注意点
肩こりを放置すると、自律神経症状(頭痛、イライラ、不眠など)にも繋がる可能性があります。
対策を具体的にご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
肩こりの原因って何?
肩こりの主な原因には「筋肉の緊張」が挙げられます。緊張によって血管が圧迫されると、血液の流れが悪くなります。そして血行の悪化によって、首肩、背中まわりに老廃物が溜まり、コリ感やハリ感、重だるさなどを生じてしまうのです。日常生活で肩まわりが硬くなるのは、以下の要因が考えられます。
運動不足
運動不足では、硬くなった筋肉をほぐす機会がありません。また、運動不足で筋肉の量が減少すると、血液を循環するポンプ作用が低下するため、血行も悪くなりやすいです。
ストレス
人はストレスを感じると、自律神経のバランスが乱れて、交感神経優位な状態となります。交感神経の働きによって、体が全体的に緊張しやすくなるのです。
冷え
体が冷えると肩が縮こまり、緊張が強まってしまいます。冬場はもちろん、夏場もクーラーの風に直接当たっていると、体が冷えてしまいます。
運動で肩こりを解消?
肩こりの改善には、運動が特に有効です。その理由として、以下の2点が挙げられます。
血行の改善・緊張の緩和が図れる
運動によって、血行が改善されます。筋肉の収縮、弛緩のポンプ作用によって、血液の流れが促進されるためです。代謝が向上することで、肩や背中まわりに溜まった老廃物の排出が促されます。また適度な運動によって、デスクワークやスマホの操作などで固まった筋肉を、ほぐす作用も期待できます。
運動はストレス解消に繋がる
全身運動は、気晴らしによるストレス発散が期待できます。ストレスを解消することで、交感神経と副交感神経のバランスが整い、肩や背中まわりの緊張も緩和しやすくなるのです。しかし運動が大事といっても、過度なトレーニングでは反対に体へのストレスになり、疲労も溜まってしまいます。ジョギングや水泳、ヨガなど、体への負担が少ない適度な運動が、肩こりの改善に有効です。
おすすめの運動療法
こちらでは、肩こり解消が期待できる「ジョギング」「水泳」「ヨガ」のやり方についてみていきましょう。
ジョギング
ジョギングは腕振りで肩甲骨まわりを動かしますし、有酸素運動で多くの酸素を取り込むため、代謝の向上も期待できます。
しかし、フォームが乱れていると、余計に肩が緊張するおそれがあります。走る際には、以下の2点を意識してみてください。
・背中を伸ばし、まっすぐ前を見る(下を向いていると首の筋肉に負担がかかります)
・手は軽く握り、リラックスして腕を振る(一生懸命腕振りをすると、肩まわりが疲れてしまいます)
運動習慣がない方も、まずは週一回、30分のジョギングから始めてみましょう。
水泳
好きな泳法で構いませんが「クロール」が肩甲骨を大きく動かすため、肩こり改善に特に有効です。水泳もジョギングと同様「リラックスすること」を意識しましょう。泳ぐ量は「ちょっと疲れてきたな」という程度でやめておくと、体に心地よい疲労感が残ります。また水の中でなくても、地上で「平泳ぎ」や「バタフライ」の手の動きをするだけでも、肩こりに効果的なエクササイズとなります。20回を目安に、腕を回す運動をしてみましょう。
ヨガ
肩こり改善を期待できる、お手軽なポーズに「キャットアンドカウ」があります。
【STEP1】四つん這いになります
【STEP2】頭を下げてヘソを見るようにし、背中を丸めます(30秒間)
【STEP3】顔を上げて、肩甲骨を内側に寄せ、腰も反らせるようにします(30秒間)
息は止めず、ゆっくり深呼吸をしながら行うようにしてください。
まとめ
肩こりの主な症状は、肩周辺のハリ感やコリ感です。しかし肩こりを放置すると、頭痛・吐き気・めまい・目の疲れ・動悸・手足の痺れ・耳鳴りといった全身症状に繋がるおそれもあります。このような症状があると、身体的にも精神的にも健康な状態にはなりにくいですよね。肩がこった状態が当たり前になりすぎて「何をやっても無駄だ」と諦めている方が多いかもしれません。しかし肩こりは、運動不足が主な原因に考えられるのです。改善を諦めず、今回ご紹介した運動療法をぜひ試してみてください。